声も出なくなった。 いつの間にか上手いこと句読点を操るようになった。 頭痛の現象を観察することも、頭痛の原因を探ることもしなくなった。 砂山が崩れていくように、自分の何かが形を無くしていく。 そんなことも耳の奥で少しだけ小さな音として感じるだ…
泣き言も吐き言ももう言えぬ、 なんやらかんやら、体を通り抜け、 浄化されたわけでもなく、沈殿したわけでもなく、 ただここにあるだけの、 たったひとつの。
「その日」が着実に近づいている 何も変わらず自分はここにいる友へ 誕生日おめでとう。 なんとか生きていこう。
春風、 葛藤、 ねじまがった脳ミソを掴もうとする。
変わることなんてきっと何もない それでもいいからと選択する 一生、頭痛と共に。
東京を離れました。 さよなら東京、 さよなら、友よ。
という最強の免罪符があるから大丈夫、と君は言った。 私は今日もゆっくり息を吐きながら歩く。
九月の色と風はいつも心地よく、 少し寂しい。心の友へ 誕生日おめでとう。 どうか、穏やかで幸せな人生であれ。
論理と、 時に調整不可能な感情で、 対抗する。相手は自分の体の中にいつもいる。
二面性があるわけではない 私はいつも私のところにいるだけだ
八つ当たり 罰当たり 撒き散らした塵
希望とか 安心とか 優しさとか なんとかかんとか、とても難しい
声に出すこともできず 押し込め続けた全てが 一瞬で 戻る
言葉にならない、という、言葉で、語ろうとするのは、 どうだろう「同じ」という感覚が常にあるのに、 私は一度も発しない現実とは、何だろう目は何を見合うのか、いつも、その瞬間に私の全てを揺さぶるのは、 いつも同じこれは縁の話ではない、 自分自身の…
不思議ではないとわかっている それは一番始めにわかること今年もまた、 7月7日が過ぎました。
ほんの少しの隙間から吹き込む透明な風をつかまえようとして 分厚い窓ガラスに頭をぶつけ続けているから 頭痛が治らないのです
声に出せば崩れるもの ぎりぎりのところで呼吸する
バラバラの雨音の中で、 久々にたった一つの音を聞いた。
触れることを求める、 いつも
遠い夏とその秋の狭間の記憶
どうにもならない 虚無感
何も違わないことは知っている だから、触れても何にもならなかった
寂しさの先には何もなく 自分の後にも先にも寂しさが在る 何もないという優しさを探しながら 靴の底が捲れてゆきます
誰もいないんじゃないかと思う 自分が生きている中で 誰もいないんじゃないか なぜ生まれたのだろう なぜ、生きていなければいけないのか、 なぜ、自分というものにこだわるようになってしまったのだろう とか、なんとか。
自分のことを 説明しようとするのは もうやめよう
もうそろそろ囚われ続けているものから解放されても良いのではないか? しかし解放するのは自分だ。 自分で自分を解放するなど、 やはり到底できそうにない。
何年も何年も何年もかけて、 それなら黙ればよいのだという、 結論に達しそうです。
なぜ、もっと、自由に、 生きられないのか。
白を好きになってみたい けど。